柳亭市馬・柳家喬太郎二人会＠日本橋公会堂 4/22

第36回栗好みの会

開口一番　市寿　堀の内
まくらで、この会場で前座のときの記憶を。
ある師匠が足袋、ステテコ、下着一式忘れたのでどこかで買ってきて！
って頼まれたけど、コンビニとかでは売ってなくて、
浴衣雪駄姿で地下鉄乗って銀座のユニクロまで走ったという思い出を
喋ってました。

市馬　五月幟
まくらで喬太郎さんの白髪頭と人相がトランプに似てきたと毒を。
五月人形買いに行ったはずが、そのお金で酒飲んじゃったという話。

喬太郎　夢の酒
地方公演のときはいいホテルよりビジネスホテルの方がいいと。
電子レンジや洗濯機があるのがいいらしい。
コンビニで肴とウィスキーの小瓶と炭酸、ちょっと物足りなくなった最近は
炭酸じゃなくハイボールで割ってると。
小さな幸せですね。
落語は若女将の表情で笑わせてもらいました。

中入り

喬太郎　夫婦に乾杯
まくらで喬太郎さんが書店で働いていた時のことを。
雑誌担当で落語の雑誌を普通は1冊しか仕入れないのに。
自分が担当になってから10冊仕入れて1冊自分が買って
9冊返品したと。(笑)
落語は昇太師匠作、会社の会議で夫婦で会話しなくなる上司たちの話。

市馬　大山詣り
この日市馬さんは酒飲みの噺でしたね。
喧嘩したら坊主頭にするという約束で坊主にされた男が
先に長屋に帰っておかみさん連中を尼さんにさせたという
シャレがきつすぎる噺。

市馬さんの噺は両方初めて聴く噺で、酒飲む姿は上手かったけど
あまり好みの噺じゃなかったなあ。

桃月庵白酒 隅田川馬石 兄弟会＠日本橋社会教育会館 4/5

雨が降りそうな天気、駅まで自転車で来たら帰りに降られた。
まあそんな日もあるね。

兄弟会。
幕が開いたら2人がマイク持って登場。
馬石さんが、「あにさん、よく受けてくれましたね」て感じなこと言ったら
「空いてたから。」
白酒さんは兄弟会とかあまり意識してないようです。
馬石さん、トークの終わり方がグダグダになるのはいつものことらしいです。

開口一番
東村山　牛ほめ
与太郎話がうまいね。

白酒　親子酒
まくらではん治さんが酔うと、小三治師匠にからむという。
師匠にダメだしするらしい。面白い。
白酒さんの酔っ払いって、手が膝からガクって滑るのが上手いよね。

馬石　明烏
馬石さんの明烏も良いですねえ。
面白かった。

中入り
馬石　元犬
狼と犬の分かれ目の説明からしてくれました。
話に力が入り過ぎて、足がつる場面もありましたが、
ストレッチして無事に戻ったようです(笑)
三三さん以外の元犬初めてかも。
面白かった。

白酒　百川
ひゃくべえさんの返事、奇声にしか聞こえないんだけど面白すぎ。
河岸の若い衆の勘違い、くわいの丸呑み。
ありえないんだけど、そうなっちゃうのがおかしい。

楽しかったなあ。

桂二葉チャレンジ第2シリーズ@有楽町朝日ホール 1/26

橘蓮二プロデュース。
ゲスト、三遊亭兼好。

開口一番　柳家ひろ馬　黄金の大黒
前座さんなのに落ち着いてる。
二葉さんに名人のようなさげだったと言われる。(笑)

二葉　上燗屋
二葉さん観るの2回目。
出てきて声出しただけで笑いが起きる。二葉さんも「何も言っていないのに？」
まあ声のトーンだけで笑えるのは確か。
まくらで長崎と天草に独演会に行ったとき、空き時間があったので
地元の温泉に入って、そこのおばちゃんにおいしいお店教えてもらおうとしたら
お好み焼き屋だったとか、次の日も同じ温泉に行ったら今度は違うおばちゃんに
「頼んだら落語してくれるの？」って言われて「します！」って言ったら
「連絡先書いて123番のロッカーに放り込んどいて」って裸のまま言われたとか
いう。
あと今年の目標は大師匠の”米朝を疑う！”とのこと。
みんながこれが正解と思っていることは本当なのか疑ってみるらしい。
上燗屋の初っぱな、二葉さんの酔っ払いの歌から面白い。
お金を取れない酒の肴を見つけるのがうまいね。おからとか。

兼好　陸奥間違い
二葉さんのこと、ギリギリを攻めてるって評してた。
声の出し方とか、米朝を疑うとか。
この噺は初めて聴いた。
借金の申し込みの手紙を使用人に届けるように頼んだら
違う大物大名の所に届けてしまって、三十両借りるはずが三千両届いた
という話。
相変わらず明るくていいなあ兼好さん。

中入り

二葉　天神山
ネタおろし。
初めて聴く噺。
変わり者の源助。「花見に行くのか？」と訊かれ、「墓見だ」と
お寺のお墓の前でお酒を飲んで、しゃれこうべを持って帰ってしまう。
そしたらその晩幽霊が出て、嫁に。
隣の安兵衛は山で狐を捕まえた男から、可哀そうだからとその狐を買い取り
逃がしてやる。で狐が嫁になる。
不思議な噺。
源助の墓との対話が面白いけど。

2人のトーク
ネタおろしの数とか兼好さんは月2本とかやってたなんて凄い。
二葉さんは3か月に1本だとか。覚えるのが遅いって。
お客さんがどこで受けるかわからないから、全部全力でやるから
ネタおろしは受けるけど、2回目以降が大変って兼好さん。

2人とも面白かった。

大入り袋もらった。
補助席出るくらいだったからね。

三遊亭兼好独演会＠紀尾井小ホール 11/12

この会場は程よい小ささで好き。
急に寒くなって、ダウンジャケット着ましたよ、今年初。

兼好　新聞記事
まくらで今年の暑さから急に寒くなって紅葉が茶色で汚いです、と。
もみじになって表現してくれました。
あと阪神優勝しましたが、なんかケチがつくって。
パレードのいざこざとか、関西の噺家誰か危ないんでは？とか。
兼好さんの新聞記事初めて聴く。
天ぷら屋に泥棒が入ってすぐ犯人があがった、天ぷらだけに、って
言いたいだけの人。
いちいち思い出すまでの言葉遊びが面白いねえ。

けろよん　狸賽
助けてもらったお礼にサイコロになった子狸の話。
面白かった。

兼好　四段目
芝居好きの小僧さんがお使いに行ったまま帰ってこない。
歌舞伎を見てたことがばれて、旦那に蔵に閉じ込められる。
お腹すかせて呼びかけても誰も来ない。
暇だから蔵にあるもので芝居の真似事。
腹を切りそうなのに慌てて旦那がお膳を持ってきてくれる。
いい職場だねえ。(笑)

中入り

兼好　宿屋の仇討ち
地方に行ってホテルに泊まると腰痛が出て、それが枕のせいだそうで。
タオルを折ったのにしたら楽になったそう。
おすすめですって。
この宿屋のいはちさん、可哀そうだね。
いちいち呼び出されて3人組に注意しに行って。
その度前日の宿で眠れなかった理由をいちいち言うから、
いはちさんが3度めは自分で言い始めちゃう、面白い。
おさむらいさんも冗談キツイ。

春風亭一之輔ドッサリまわるぜ2023＠サンパール荒川 10/9

雨模様、肌寒い日でしたね。
サンパール荒川、バス乗り継いで行ってきました。

始まる前に恒例の私服でのトーク。
去年は半分くらいしか埋まらなかったけど、今日は満員御礼だと。
だけど、この会場、去年はぴあとかイープラスでは販売がなくて
荒川区の会員しかチケット取れないようになってたんだよ。
一之輔師匠は知らないと思うけど。

どんな人が来てるのか興味があるようで、初めての人、何回も来てる人、
荒川区の人とかに手を挙げさせて。
初めてだという前方のお客さんを立たせてインタビュー。
どこからですか？→練馬区です。(会場おおーー！)
一緒に来た人が荒川区の人だったみたいです。
落語聴くのも初めてだそう。
その方もいろいろ訊かれた後、「もう座っていいですか？」
お客さんも面白いねえ。

開口一番　小はだ　代書屋
二つ目さんだそうで。
面白かった。

一之輔　反対俥
嫁にいびられてるおじいさんが引く俥。
孫に応援される。
膝立ちになったり、汗だくでの一席目(笑)。

一之輔　ふぐ鍋
高知に行ったら坂本龍馬とかつお推し。
一之輔さんもかつおが好きだそうで。
他の人と同じかつおを食べて、他の人はあたって大変だったのに
一之輔さんだけ何ともないくらい好きなんだって。
あと昔実家で飼っていた犬のベンジー。
アジの干物の骨とか食べさせてたって言ったら奥さんに
「塩分！」って指摘されたそうですが、昔はそんな感じだっただろうね。

中入り　

一之輔　不動坊
あんころをマッチで火をつけようとする音が好き。
相変わらず面白いです。


　

吉弥・吉坊・二葉三人会＠渋谷文化センター伝承ホール 8/7

桂米朝師匠の孫弟子3人の会。

吉弥さんと吉坊さんは兄弟弟子なのね、知らなかった。
二葉さんは違う師匠。
中入り後にトークだけ源太さんて方が参加。
この方は全く知らなかった。

始まる前に吉弥さんが出てきて少し喋る。
新大阪から新幹線に乗ってきたけど、前の席でイチャイチャするカップル。
日本人女性と外国人男性。
男性がチューしようと唇突き出したら、女性が
「そんなひょっとこみたいな顔して。」って。
今どきひょっとこを知ってるなんてって、嬉しくなったそう。


二葉　仔猫
怪談になるのかな？
田舎から出てきた器量の良くない娘。
雇ってみたら気が利いて働き者。
だけど夜中に抜け出して…。
二葉さんの田舎娘が可愛げがあっていいねえ。

吉坊　幸助餅
相撲好きの餅屋さんがお金を使い果たして、妹が新町(吉原)作った三十両で
なんとかもう一回店を出そうと家路についたら
贔屓の相撲取りに会って三十両祝儀で渡して。
人情噺。

中入り　

4人でトーク

吉弥　くしゃみ講釈
講釈師にコショウをかがせて喋れなくさせようっていう話。
八百屋でコショウを買ってくるっていうのを覚えられない人が
八百屋お七の口上は覚えられるっていうのはどういう事？
好きなものって忘れないのねー。
面白かった。

桃月庵白酒独演会＠亀戸文化センター 7/2

開口一番　まんと　つる
この会初めてですが、前座の人が
「白酒のパワー！」ってみんなに言ってもらうのが恒例らしく、
お客さんも、あーそれねって感じだった。

白酒　鰻の幇間
まくらで独演会って言っても、何割が楽しみに来てるかわからない。
空席にしたくないから頼まれて嫌々来てるかも、とか
名前が似てるから白鳥と間違えて来てる、とか、
最終的には2割ぐらいだなとか。
白酒さんのはあまり仲居さんに小言は言わないタイプ。

中入り
黒酒　駒長
白酒のパワー！は自分が前座の時に初めてやったそうで
それが恒例になり、他の前座もやることになり
申し訳ない的なことを言ってました。
駒長、初めて聴いた。
借金してる夫婦
の旦那が悪い奴で、借金取りに美人局を仕掛けようとする。
でもおかみさんはその人と出て行ってしまう。
手紙を残すだけ優しいおかみさんね。

白酒　お化け長屋
まくらで師匠は怪談持ってるけど、弟子だからって持ってないから
怪談を期待されてると困るとか。
で、お化け長屋かな。
面白かった。

隅田川馬石三遊亭兼好二人会＠深川江戸資料館小劇場 6/9

降りそうで降らない空模様。梅雨ですねえ。

会場入ってチケット見て、自由席！？って。気が付かなかった。
でも三分の一くらいのお客さんしか入ってないようで。あら。
馬石さんは初めてかも。
最初に2人出てきて。

トーク
久しぶりですとか、同級生だね、とか。
馬石さんが兵庫県出身なのに江戸落語が好きで東京に来たとか
兼好さんは遊ぶのに忙しくてテレビあまり観なかった。
小さい頃はアリを水に流したり、今じゃ言えないね、とか。

貫いち　代脈
もう少しがんばりましょうって感じかな。

馬石　強情灸
まくらで鈴本で11日から続き物を演るんだけど、今日は9日、あと2日しかない。
自分でやりましょうって言ったのに言わなきゃよかったとか愚痴ったり。
相撲の霧馬山が大関になるとかで、モンゴル出身で日本語がよくわからないとき
長渕剛の歌を聴いてがんばったとか。
馬石さん長渕ファンらしく、熱く語ってたのが面白かった。
落語に入ってから、お灸が熱すぎるところ、興奮しすぎてセンスが脇に吹っ飛んだ！
めちゃくちゃ面白すぎ。

兼好　高田馬場
高田馬場ってこういう噺だったのね。
がまの油売りの兄弟の仇討ち相手が見つかって、明日高田馬場で、って。
茶屋でお酒を頼むんだけど、酸っぱい酒で、飲むたびに酸っぱい顔。
面白かった。

中入り。

兼好　猫の皿
猫に引っかかれながら、なんとか皿も、って思ってるのに
木のお椀でも食べるよーっていう茶屋の親父の意地悪。
うまいね。

馬石　船徳　~お初徳兵衛~
大店を勘当された徳兵衛が船頭になるのは同じだけど
恋愛ドラマになってます。
しっとり聴かせますね~。

なかなかよい二人会です。お客が少ないのはもったいないです。

桂二葉 独演会＠東京芸術劇場シアターウエスト5/13

雨降りそうで降らない天気、池袋。
間違えて西口北に出たら、池袋演芸場見つけた。飲み屋街の中にポツンと。

桂二葉さん、新聞記事で読んで、観たいなと思ったらチケット取れて。
会場はいつもの客層よりおじさん多めな気がする。

開口一番　鈴々舎美馬　転失気
女性落語家をそろえたのね。
美馬さんの転失気、面白かった。
白か黒かどっちの和尚かなんて笑った。

桂二葉　青菜
まくらで東京のお客さんは優しい、大阪は腕組みして「笑わせてみろ」的な
感じでくる、って。
ダメ出しを毎回メールで送るファンの人もいるらしい。
この日は岐阜でも落語会で、一日６席、一之輔に近づいてるって。
ホテル暮らしが長くなると誰かと喋りたくなり、ホテル近くの和菓子屋に。
そこでほかのお客さんに話しかけた顛末も可笑しかった。
去年芸術劇場で子供のための落語会やった時に、子供に大きな声で反論されて
困ったとか。
青菜、関西弁で聴いたの初めてだ。
内容は同じです当たり前ですが。
二葉さんの声でも全然気にならずに面白いです。
押し入れから出てくるおかみさんが面白すぎ。

中入り　

寒空はだか　スタンダップコメディ
はだかさんだー。観られると思ってなかったのでびっくり。
安定の懐メロと中トロと東京タワーの歌。
面白かった。

桂二葉　佐々木裁き
前に白酒さんで聴いたことある。
子供がお白洲ごっこ遊びをしていたのをお奉行が観てて、
あまりの名裁きにホントのお白洲に呼び出す噺。
二葉さん、子供もお奉行もうまいし面白いです。

今まで関西弁の落語は、江戸弁と比べてしっくり入って来ない気がしてたので
あの若さで、女性で、関西弁であんなに面白いのはすごい。
二葉さん、これから追っかけます。

瀧川鯉昇 三遊亭兼好 二人会＠深川江戸資料館小劇場 5/4

ゴールデンウイーク真っ只中、14時開演。
清澄白河駅周辺でも結構人が出ていますね。
店によっては並んでることも。
いつも平日夜のひっそりしてる時しか行ったことないから、
こんなときもあるんだね。

開口一番　まんと　雷月日
高座に上がって、「持ち時間5分なんです。」って。
初めて聴いた噺。月とおひさまと雷が旅する噺。

兼好　湯屋番
若旦那の一人芝居のバカらしさが可笑しすぎる。

鯉昇　餃子問答
浜松と宇都宮と宮崎の餃子の争いのまくらから。
餃子屋の主人に頼まれて、禅寺のにわか坊主になった男が
旅の坊主に問答を吹っ掛けられて、
餃子屋の主人が相手になる噺。

中入り
お喋り　イスに座って2人でトーク。
内容全然覚えてない＾＾；
面白かったのは覚えてるけど。

鯉昇　粗忽の釘
釘に掛けるのが、おばさんの形見のロザリオ。
大女だから大きいロザリオなんだとか。
鯉昇さんならではのおかしさ。

兼好　つぼ算
恒例の「いいの買ったね、いいの買ったね」
道具屋の手代さんが可哀そうののよね。

面白かった。